ダイの大冒険について12「ザボエラについて3」

こんにちは。葵山優一です。

ザボエラには特に書くことが多いので、何と3日も使ってしまいました。

今回で終了ですので、最後までぜひ読んでみてください。


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ザボエラの貢献の続きです。

―ザボエラ最後の貢献―

最終戦

魔法の球なるものを開発し、大量の魔界のモンスターを岩の中に隠し、人間たちを罠にハメました。ついでにミナカトールを破るため、ポップに猛毒の鎖を放ちます。


メルルに妨害されてしまいましたが、これは作戦上 大いに有効だったと思います。
むしろほかのやつら何やってんだ。魔法陣壊しに行けよと言いたい。

(まぁ、人間勢が頑張って守ってたんでしょうけど)

 

最後は超魔ゾンビで暴れまくった末、ロン・ベルクに敗れました。

しかし、ロン・ベルクの両腕を壊して戦闘不能にしたので、実質引き分けたと言ってもいいでしょう。


 

なにげにこれって

ものすごい功績だと思います。

 

もし、仮に無傷のロン・ベルクがバーンパレスに上がってきたら、バーン達にとって相当な脅威だったでしょう。

何しろミストバーンと互角の戦力ですし・・・。

そのミストバーンもラーハルトをロン・ベルク級って言ってましたし。

そのロン・ベルクが自爆覚悟の最強奥義まで使わなければならないほど、ザボエラは追い詰めたワケです。

 

そもそもロン・ベルクの参戦だって、元はと言えばバーンのせいだし。
いわばザボエラはその尻拭いをしたワケだし・・・

しかも珍しく卑怯な策略はなく、正々堂々と肉弾戦で戦いました。

そういった意味では最後の最後でとてもいい仕事をしたと言えます!

しかし、その功績も誰にも評価されないどころか、ワニ助に憐れまれる始末。


「出世欲に目がくらみ、他人の力ばかりを利用しているうちにいつのまにかこんなダニのような奴になりはててしまった」
「コイツにダイたちのように自らの力で強くなろうとする気持ちが一片でもあったらなぁ・・・」
「コイツは正真正銘のクズだったが・・・それだけは哀れだ・・・」

と、最後の最後までクロコにボロクソ言われました。

860歳も年下の若造に偉い言われようです。

 

ですが僕は、ここはあえてザボエラを擁護します!

いや、でも仕方ないんじゃね?

だってまず、ザボエラ890歳よ?

これだけの魔力と知識を持ってるってことは、若いころ相当努力したと思うよ?

それに最後まで自分の軍を裏切らなかったよ?
オマエと違って。

なにより、ダイ達がデルムリン島出たのは3カ月前ですよ?
その前まではザボエラは魔王軍としてそれなりに貢献してきたはずです(ベンガーナ攻めたり)

30歳の若造(クロコ)がたった3カ月の出来事でザボエラ890年の人生を否定するのもどうかと思います。

っていうか実際、お前が裏切らなければロモス王国、もしくはバジル島で終わってた話よ?

最後にザボエラがクロコをだます際、こう言いました。
「……でも…  怖かったんじゃよワシは!」 
「他の六大団長に比べ、ワシだけがあまりにも非力!」
「こうして、策を弄する事以外に、ワシが生きていく道などなかったんじゃっ…!!!」

恐らくコレ 本音も混じってると思います。

まぁ890歳で非力なのは仕方ないです。

別にバーン様もザボエラに腕力でのし上がる事は期待してないと思います。※智謀を見込まれてとミストバーンが言ってましたし。

 

っていうか、そもそもザボエラはドラクエで言うところの魔法使い。

しかも高齢です。

たとえレベル99でも基本一人で戦うのは厳しいです。
戦士などの盾役がいて、初めて戦闘で力を発揮します。
(バーンみたいな例外もいますが)


それを一人で戦えとか・・・
魔法使い一人でドラクエクリアしろって言ってるようなものです。

先にも言った通り、ザボエラは前戦に出ず、研究にすべてを捧げるべきだったと思います。

もしくはとことん策を弄するべきだったんです。
そうすれば超魔生物を作り出す頭脳があるんですから、ほっといても出世したと思います。

※前回の幻の栄光への道 参照
しかしダイの大冒険という作品自体が正々堂々のガチバトルを趣旨としていたため、作風に合わなくなり、どんどん凋落していったものと思われます。

いわばザボエラは作品の犠牲者、社会の犠牲者と言えなくはないですかね?
この手の世界は敵がちゃんとやってれば本来勇者が魔王の元まで来れるはずがありませんからね。(最初の街の周りにスライムしかいないとか)

まぁ、それだとすぐ終わって面白くならないので仕方ありませんが・・・。

一話の短編なら面白そうですが・・・

※なんか魔王軍に優秀なブレインがつき、3日で世界壊滅させる1話完結の話を見たことがあります。

 

 

そういった意味では、ある意味ザボエラは幸せだと思います。

 

本来、作風や世界観に合わなくなったキャラはそのまま退場してしまうことが多いです。

事実、同じような思考のフレイザードは早期に退場してしまいました。

ザボエラも下手すれば夜襲あたりで退場していたかもしれません。

(本来その辺で連載終了予定でしたし)

 

しかし、ザボエラは、ちゃんと最後のほうまで出番がありました。

最後まで悪役としての自分を通すことができました。

やるだけやって敗れたので、フレイザードよりよっぽど恵まれていたと思います。

 

 

-ザボエラ最大の過ち-

 

最後に、僕の考えるザボエラ最大の過ちを書きます。

ザボエラは様々なキャラからクズやらダニと言われ続けていました。

敵味方問わず下に見られていました。

 

しかし、作中に二人、ザボエラを一度も蔑まなかった者がいます。
(会話をしなかったキャラは除外)

 

魔軍司令ハドラーと息子ザムザです

まずハドラー。

もともと六団長の中で、ザボエラとクロコはハドラーがスカウトしてきました。


「案ずることはあるまい。ザボエラが知恵を貸しているのであれば・・・」
「ヤツは魔王軍の中で最も狡猾で最も残酷な頭脳の持ち主・・・」
「油断もスキもない男ゆえな・・・」

当初からメッチャべた褒めしてました。

 

「魔王軍の中で最も狡猾で最も残酷な頭脳の持ち主」

普通ならキルバーンを思い浮かべそうなものです。

そしてハドラーの度重なる失敗で後がなくなったとき、暗殺にザボエラを誘いました。(失敗しましたが)

この時点でかなり信用していたことが伺えます。

そしてなぜか「俺とお前はもはや一蓮托生だから手を切るなら殺す」などヤンデレ風な事を言っています。

裏を返せばハドラーはそれほどザボエラに執着していたことになります。

もはや自分にとってザボエラは、絶対に必要な人材だったんでしょう。

 

そういった意味ではザボエラの事を一番高く評価していたのがハドラーです。

 

 

ザボエラにしても、バーンが勅命を下したのはハドラーのみ。この時点では無理にハドラーに付き合う義理はないはずなんですが・・・。

なんだかんだで自分を魔王軍に推薦してくれたハドラーに恩義があったのでしょうか?

本気でミストバーンに取り入るつもりなら、バーンに暗殺失敗を報告すればいいワケですし・・・

もしかしてこの二人には、昔から何かしらのつながりがあったのかもしれません。

事実、ザボエラにすべてを任せ、超魔生物に改造してもらいました。

殺すって脅した相手にすべてを任せるって、結構勇気いると思います。


なんだかんだでザボエラの事、信用しているんですね。

 

そして超魔生物に改造された後も、ザボエラを殺さず牢屋に閉じ込め、反省を促しました。ザムザを引き合いに出しましたが、本当はやはり、殺したくないというのが本音でしょう。反省してまた、研究に勤しんでほしいと思っていたんじゃないでしょうか。

実際、ザボエラの変わりなんてそうそういないと思うし。
超魔生物になった自分の身体のメンテも必要でしょうしね。

最後の最後までハドラーはザボエラを評価していました。

光の光線で捕まった時も、何も言わずザボエラを見据えていました。
恐らくあの表情は恨むよりむしろ、落胆の表情に思えます。


これは僕の想像ですが、ハドラーはずっとザボエラに負い目を感じていたんじゃないでしょうか?

暗殺に無理やり誘い、自分を超魔生物に改造させ、パワーアップさせてくれたにもかかわらず、路線変更してしまったため魔王軍内で居場所がなくなり、追い詰められてしまったザボエラ。

 

そんなザボエラに最後に手柄を立てさせてあげようと、ハドラーはあえて拘束を解かなかった。

先ほどの話と矛盾しますが、実際バーンに近い実力のハドラーがザボエラの拘束を敗れないとは思えないんですよね。

魔王軍に自分で誘ったのに、こんなことになってしまった。

残り少ない寿命・・・ ならば最後にいっそ・・・。
昔からの知り合い、ザボエラに手柄を立てさせてやろう・・・!

・・・ま、ないでしょうけど。

でも実際そうだったらザボエラ可哀想ですね。

自分を唯一認めてくれた男を自分で捨ててしまったんですから。

もしハドラーではなく、バーンを拘束していたら、また話が変わってきたかもしれません。

バーンを倒せば恐らくキルバーンは帰るでしょうから、ミストと一騎打ちになります。

親衛騎団もいるし、バーンを失ったミストがどれだけ戦えるかわかりませんが、もし勝てばハドラーは残り寿命が少ないのでそのうちザボエラ一人の天下となったでしょう。

大魔王ザボエラ誕生!


勇者側からは存在を忘れられているのでチャンスです!

時間を使い、研究を進め・・・

いずれは超魔生物軍団率いて世界を絶望の淵に・・・
そうなったらそれはそれで、面白そうですね(マジで)

いずれにせよ、ハドラーは魔王軍の中でザボエラを最も評価していた事は間違いありません。

しかし、ザボエラはそのハドラーを超魔生物に改造する際、黒のコアを発見し、その時点で見限ってしまいました。

もしかしたら黒のコアを取り外せたかもしれません。
そうすればもっと違う未来が待っていたかもしれません。

少なくともハドラーはザボエラを最後まで評価していたんですから・・・

自分を評価してくれる人間はとても大事です。
大切にしましょう。

 

そして息子であるザムザも、ザボエラのために最後まで頑張りました。


ポップ「親父に褒めてもらいたかったんだろうな」
マァム「きっと心の底では父親の愛を求めていたんだわ・・・」
ダイ「わかる・・・おれ、なんとなくわかるよ・・・」

マジでいい息子でした。

息子でさえ道具としてしか見てなかったザボエラにとって、最後までその価値に気づけませんでした。


せめてここで涙のひとつでも流せば、ザボエラのイメージは大きく変わっていたかもしれません。

 

クロコは最後に
「出世欲に目がくらみ、他人の力ばかりを利用しているうちにいつのまにかこんなダニのような奴になりはててしまった」
「コイツは正真正銘のクズだったが・・・それだけは哀れだ・・・

と言っていました。

 

・・・でも本当は

自分を最大に評価してくれたハドラー
自分のために命を捨てて貢献したザムザなど

「自分にとって本当に大事なものが最後までわからなかった」

 

それこそがザボエラにとって

最大の哀れ

だったと思います。

 

 

 

葵山優一は、ザボエラがザムザやハドラーとあの世で仲良くやっている事を願っております。

ずいぶんと長くなってしまいましたが、これにてザボエラについて終了です。

最後まで読んでくださった方、どうもありがとうございました。

これでを読んで下さった方に、少しでもザボエラの見方が変わってくれたらいいなと思います。

 


それでは また。


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