武装錬金について

こんにちは。葵山優一です。

 

今回紹介するのは武装錬金。

色んな意味でジャンプに革命を起こした作品です!


ジャンル:少年マンガ・バトル系
作者:和月伸宏
出版社:集英社
掲載:週刊少年ジャンプ 2003年~2005
コミックス 全10巻

Wikipedia



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作品紹介

和月先生によるジャンプ連載作品の第3作目です。

今作は錬金術・ホムンクルスなどを題材としたバトルアクションで、各々のキャラが核鉄(かくがね)というものを使い、武器に変換して闘います。

先生曰く、少年漫画でできる事をすべて表現した作品だそうです。

るろうに剣心や前作のガンズのキャラなども多数登場します。

 

あらすじを簡単に説明しますと

普通の少年だった武藤カズキが突如学校に出現したホムンクルスと錬金の戦士の戦いに巻き込まれ、死んだことから始まる物語です。

錬金の戦士となった武藤カズキは命の恩人、津村斗貴子と共に錬金の戦士の一員となってホムンクルス軍団と戦っていきます。

津村斗貴子と武藤カズキ

 

ジャンプ紙上では突然の打ち切りのような終了でしたが、これは和月先生の病気によるもので後に別雑誌にて完結編が掲載され、コミックス10巻に書きおろしも追加され、円満に終了しました。

世界六か国で単行本が発行され、小説やドラマCD、ゲーム化など様々なメディア展開されました。

連載が終わって1年以上経ってからアニメ化されたという、非常に珍しいケースでした。

和月先生曰く「今更ぁ?」だそうです。

 

思い出と感想

和月先生の新作という事もあって、連載前からメッチャ期待してた事を覚えています。

第一話からすっごい盛り上がりで、和月先生の熱意がメッチャ伝わってきました。

しかし、当時マンガの専門学校に通っていましたが、周りの反応はイマイチでした。

 

よく某鋼の兄弟物のパクリだとか言われたり・・・
実際は和月先生はその作品を見ていなく、逆に荒川先生から「さすが和月先生」と賛辞をもらったそうです。

 

※ちなみに某鋼の兄弟マンガとるろうに剣心のコミックスは共に6千万部でいい勝負です。

 

あと第一話が、某聖杯バトルのパクリだと言われたり・・・

言っときますけど武装錬金のほうが1年先ですからね?

他にも、やはりるろうに剣心のネームバリューが強いのか、どうしても比べられてしまいますね。

 

連載が急に終わってしまった時は驚きましたが、コミックス買ったらちゃんと完結してたので安心しました。

 

印象深いのはラストに出てきた素顔の毒島さん・・・

メッチャ可愛い!

この子 本編に出してもっと活躍させてたら、さらに人気が出たんじゃないかと思います!

 

アンケート主義をぶっ壊した作品

ご存じの方も多いでしょうが、当時のジャンプはアンケート至上主義という制度があり、読者にアンケートはがきを送ってもらい、それで順位の低い作品は打ち切られ、物語の途中でも終了してしまうという風習がありました。

それにより、どんなに前作で大ヒットを飛ばした作家さんでも連載途中で急に終了させられてしまうという事態が結構な頻度で起きました。

昔の名作を見るとわかりますが、大御所のベテラン作家さん達は話をじっくりと進めていく手法が多いので、最初のほうはなかなか盛り上がらない事があります。

しかしジャンプでは、アンケートの結果が悪いと10週で打ち切りが決まるため、せっかく話を考えても途中で終了してしまう事が多いです。

このシステムだと、よほど最初に面白くしないと連載が続かない・・・。
どんな名作を考えても制限されてしまう。

デビュー前の新人さんには嬉しいシステムですが、ベテラン作家さんたちにとっては非常にふざけたシステムで、多くのベテラン作家さん達がジャンプを離れていきました。

実はこれが、暗黒期を招いた真の理由なんじゃないかという意見も多いです。

そして新人も話が10週で盛り上げなくちゃいけないという縛りで多くが同じような感じになってしまい、もしかしたらもう少し続いてたら超人気作品になったかもしれないという作品も多く打ち切られてしまったと思います。

当時マンガの専門学校の同級生がジャンプでデビューしましたが、すぐに打ち切りが決まり、メッチャ悪口言ってましたね・・・。
「描きたいマンガが描けなかった!」「編集が全然使えなかった!」など
まぁ、今だから言いますが、マンガ自体もそれほど面白くなかったような気がします。
絵はうまかったんですけどね・・・。
 

しかし! そのアンケートシステムをこの武装錬金がぶっ壊してくれました!

 

このシステムはもともと雑誌の質を上げるため、評価の低い作品を打ち切り、優秀な新人を投入し、雑誌全体のレベルを上げていく事を目的としていました。

作家に危機感やライバル意識を与えて停滞しないようにするという、普通の会社やプロ野球などでもよくある話です。

しかし、黄金期で一気にビックタイトルとなった週刊少年ジャンプ。

数年後にはどしどし若い新人がやってきました。

 

なのでドラゴンボールやスラムダンクが終わってからは雑誌の人気を維持するため、人気作を描ける新人を発掘するため、非常に多くの入れ替えが行われました。

武装錬金が始まった2003年。
この年は特に打ち切りが多く、10本の新連載が始まりましたが、打ち切りにならなかったのはこの武装錬金だけでした。

マンガの専門学校で集英社に繋がりのある講師の先生が言っていましたが・・・

当時アンケートシステムを理解していた和月先生は武装錬金を始める際、最初から打ち切りを覚悟し、蝶野攻爵との戦いで話をとりあえず締めるつもりでいたそうです。

前回のガンブレイズウエストみたいに話の途中で中途半端に終わらせたくない、と。

 

それを聞いたとき、メッチャ感動しました!!

 

和月先生偉い!!

自分の作品の事と読者の事をよーく考えて下さっている!

 

葵山優一は今一度

和月先生を心より尊敬します!!


 

意味が分からない方もいると思うので説明しますと・・・

マンガをあまり好きでない人にはわからないかもしれませんが、好きなマンガの突然の終了はその人にとっては一大事! 一生のトラウマになりえます。

そして何より、俺たちの戦いはこれからだ! 的なすべて投げ出して終わった日にはもう・・・

「先生がもうこの作品を嫌いになってしまった」

「もうこの作品の続きは絶対に読めない」

と 思う人もいます。

 

コレはファンにとっては相当なショックです。

わかる人しかわからないと思いますが・・・。

詳しくは以前書いたジャンプ黄金期の闇を参照してください。

ジャンプ黄金期の闇について ←

 

なので、たとえ打ち切りになったとしてもキチンと作品を終わらせ、読者に嫌な思いをさせないようにとそこまで考えて話作りをした和月先生はメッチャ偉い!ということです。

 

武装錬金は当時大人気だったワンピやナルト、遊戯王やテニプリなどに好きなマンガ3つを取られてアンケートこそ低かったそうですが、コミックスの売り上げやネットの話題など、明らかに人気がありました。

連載開始から数カ月でコミケのジャンルになるほどです!
(わかりにくいかもしれませんが)

 

そもそも2003年頃は、ネットが普及してオタクの波が押し寄せ、読者はアンケートはがきをほとんど出さなくなりました。

人気作品以外のアンケート結果が当てにならなくなり、武装錬金の掲載順は後ろのほうだったことが多かったです。

しかし、武装錬金はコミックスが出れば、その月のベスト10に必ず入るほど売れていました。

コミックスの売り上げは集英社にとって大きな収入源です。
マンガを打ち切ってしまったら、当然その先コミックスは出ません・・・。

武装錬金がアンケート下位で掲載が後ろのほうであったのにも関わらず、打ち切られずに続いていたのはそういうワケでだそうです。

「アンケートの結果は下位なのにコミックスは新刊出るたびに売れているのはおかしいんじゃないか?」

「アンケート結果とマンガの面白さは関係ない」

実力でそれを証明し、はっきりおっしゃってくれた和月先生は

まさに神です!

ゴッドです!!

ワッショイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワッショイ

 

以降、アンケート10週打ち切り制度は無くなり、現在ではネットの反応、コミックスの売り上げなどが考慮されているそうです。

元々編集部も、ぼちぼちアンケートシステムには無理を感じていた様子でしたが、長年確立された制度だったため、なかなか移行できなかったとの事です。

そもそもアンケート自体がほとんど送られてこないんですからね。

人気が落ちて終了しても、コミックスが多く売られている作品は連載終了後も別雑誌などで連載継続というスタイルになりました。

これにより、現在のジャンプは「よほど面白くなきゃ打ち切りにならない」という、本来マンガ雑誌のあるべき姿になってきました。

 

これもすべては和月先生と武装錬金のおかげですね。


武装錬金はいろんな意味でとてもいい作品でした。

是非ともおススメします!

 

 

途中から話が武装錬金そのものから離れてしまい、どうもすみません。

しかしこれは とても大事な事だと思うので、心に止めておいてくれると嬉しいです。

 

和月先生 どうもありがとうございました。

葵山優一はみたび和月先生を尊敬し、敬服致します

(同じ意味だったかな?)

 

以上、武装錬金についてでした。

どうもありがとうございました。



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